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第16回です。今回は『教育』についてです。
教育については個人個人で考え方が違うので、いろいろある考え方のうちのひとつだと思って頂ければと思います。ただ、基本的には自分が受けた教育が正しいと思いがちになるという傾向は、是非意識していただければと思います。
教育には2つ種類があると思います。1つは『個の教育』=『個性』を伸ばす、もう1つは『公の教育』=『集団性』を身につけるです。『公の教育』は“集団の中でどう活きるか”ということで、主に学校などの集団生活の中で身につける部分です。日本は欧米に比べて、集団の意識が強い傾向があります。もう1つが、『個の教育』で個性を伸ばしてあげる場だと思います。塾もどちらかというと、個の教育に近いように感じます。これからは、どんどん他人と違う部分を認めてあげる段階に来ていると思います。家庭や塾では、『個性』を伸ばし、学校では『集団性』を身につける。このハイブリッドが重要になるように感じます。
ここで、特に重要になるのが、私たち親の考え方です。私たち親は、私たちの受けた教育を子供にも施そうとしますが、過去と現在では全く状況が異なります。変化のスピードの速い現代ではなおさらです。それなのに、古い教育をこれからを生きていく子供たちに伝えていくことは非常にリスクが高いのです。学ぶべきは子供ではなく、私たち親なのではないでしょうか?