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これから「本気で」志望校合格を目指す受験生へ!!
今回のお話は、今日合格を勝ち取った1人の、男の子の物語です。
彼の名前は、K君。
中2の2学期に入塾しました。
その時の印象は今でも覚えています。
入塾の面談の時の私の質問に対し、「うん」、「やる」、「多分大丈夫」とやる気がないようなだるい口調で応答していました。もちろん、挨拶もしません。
この子は、「本当に大丈夫かな?」うちの塾でやっていけるのかという疑いの念しかありませんでした。
予想通り、宿題はやってこない!夏休みは1日おきに休む。時間には遅れる。
「そんな状態だったら、塾をやめたら?」と何度も話しました。
しかし、冬の模試の判定で、彼の態度が一変しました。第一志望校はD判定、1ランク下げた第2志望校ですらC判定です。一般的に、この時期にD判定だった場合、絶対に合格は不可能です。
翌日から、彼の行動が変わりました。
宿題もきちんとやってくる。授業の解き直しが終わらなければ、みんなが帰った後も24:00まで一人で頑張っています。
1月最後の志望校決定面談で、彼は決めました。D判定だった高校に。
ここから彼の快進撃が始まります。
まったく読めなかった長文がスラスラ読めるようになりました。20点くらいしか取れなかったのに、半分以上正解できるようになりました。
他の教科も、誰よりも集中して勉強しています。テキストをにらんで必死に暗記しています。
さらにすごいのは、生活態度も変わりました。元気にあいさつができるようになりました。「ありがとう」という言葉も言えるようになりました。
彼は、学習を通してすべてにおいて前向きに変わったのです。
それは、「目標」ができたからです。志望校に合格するという。
しかし、現実はそんなに甘くはありません。D判定を合格に変えるのは至難の業です。しかし、彼はあきらめませんでした。
そして、今日彼は合格しました。D判定を合格に変えたのです。
実際には、彼のように合格することができなかった人もいるかもしれません。
しかし、「合格」が素晴らしくて、「不合格」は素晴らしくないのですか?
それは違うと思います。結果がどうであれ、その人がどれだけ頑張って、どれだけ変わったかだと思います。
勝負の世界には、必ず勝ちと負けが存在します。オリンピック選手でも、プロの選手でも必ず負けます。しかし負けることは悪いことではありません。
負けには負けの価値があります。次に成長できる機会を与えてくれます。
逆に、世の中の成功者は誰よりも失敗を多く経験しています。
人が目標や夢を叶えるときに、必ず訪れることがあります。
それは、「障害」です。これを乗り超えて初めて「夢」を叶えられます。
神は、乗り越えられない「障害」は絶対に与えません。
だから、「合格」「不合格」は問題ではないのです。
あなたが、どれだ努力し、成長できたかだと思います。