【第9回】「毎月のお小遣い制」は良くない！

　日本の多くの家庭では、子供に「お小遣い制」をとっているのではないかと思います。あなたのご家庭ではどうですか？

　お小遣い制のように、決まったお金（金額）の中でやりくりするマネースキルは確かに重要です。お小遣い制のおかげで「我慢」や「目標」の習慣も身につきます。

　しかし、お小遣い制には「決まった金額を毎月自動でもらえる」ところに問題があります。一生懸命頑張っても、適当に頑張っても、一切努力しなくても、「同じ金額のお金」が常にもらえるんです・・・。ということは、努力している方が損をしてると捉えてもおかしくありません！

　そもそもお金って何でしょうか？私は、【お金】＝【感謝の数】だと思っています。自分の価値を発見し、その価値が他の人の困り事や悩みを解決してあげる数が多ければ多いほど、たくさん感謝され、お金が入ってくるのだと思います。つらい労働の対価だと子供に感じさせてはいけませんよ！子供が将来に希望が持てなくなりますから(^^;)

　将来、子供をきちんと稼げる大人にしたいなら、お小遣い制ではなく、努力や結果に対して報酬を与える形にした方が、これからの時代に適応しやすいと思います。子供の夢が、よりエキスパート（専門性の高い仕事）な職種になればなるほど、このマネー共育（ファイナンシャル・リテラシー）が重要になってきます。