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第2回です。今回は競争ではなく、『共走』についてです。テストなどは順位がつくので、競争だと思っている方が多いと思います。でも、実は自分にとっても、周囲にとっても‘競争’よりも‘共走’の方が得られる利益が大きくなります。
例えばY中学校のA君。Y中学校にはいつもテストでトップを独占するトップ3がいるため、なかなかトップ3に入れません。そんな時、「隣のW中学校に行ったらトップなのになぁ」なんて考えます。でも実は、トップ3のおかげで、A君自身の成績は上がっているはずです。だって、ライバルは強ければ強いほど、自分も努力しなければいけないからです。そして、トップ3の3人もA君の頑張りがあると、一生懸命努力します。こうして、全体で見ると、皆が得をしているのです。
そこで私たちは、「友達紹介は自分よりも成績のいい友達がいいよ」とおススメするのですが、なかなか難しいようです。
親と子も同じかもしれません。親が一生懸命走っているのを見れば、子供も一生懸命走りだします。まずは、私たちが少し先を走ってあげましょう。きっと子供たちは成長して、いつか私たちを追い抜いていくはずです。子供たちに追い抜かれるその日を楽しみに、「簡単には負けてあげないよ」とお互いに頑張ってみたいと思います。